環境への取り組み ENVIRONMENTAL EFFORT

<ビジョン2030>
木の心地よさを
住まいから
様々な空間へ

ノダは、SDGsへの取り組みを通じ、地球環境はもちろん、
子どもから高齢者までだれもが安心して過ごせる空間づくりを考えています。

SDGs
ノダは、持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

木をムダなく使う技術を追求して
持続可能な森林循環に貢献し、
環境にやさしいエコ素材を
活用したノダ製品が、
SDGsの達成に貢献いたします。

私たちは、自らの事業を通じて、
SDGsの17ある開発目標のうち以下の目標を
達成するために、
グループをあげて取り組みます。

  • 11 住み続けられるまちづくりを

    誰もが幸せに住み続けられるまちをつくるために、ノダは「サステナブルな木造建築の実現」「エコロジー部材の提供」を通じて安心・安全に暮らせる空間づくりに努めてまいります。

  • 12 つくる責任つかう責任

    持続可能な生産と消費を確保するために、ノダは「木質資源の製品・用途開発」「循環型の木質資源の活用」「廃資源もムダなく使いこなす」に努めてまいります。

  • 13 気候変動に具体的な対策を

    気候変動の原因となる温室効果ガス(主に二酸化炭素)を削減するために、ノダは生産工場におけるエネルギー効率向上はもとより、太陽光発電などクリーンエネルギーの利用や再生可能エネルギーの利用などにより、地球温暖化防止に努めてまいります。

  • 15 陸の豊かさも守ろう

    森林循環に貢献するために、原木生産者の安定販売先としての受け皿になるとともに、自社保有林での伐採後の植林を進め、木質資源の価値創造に努めてまいります。

木質資源の循環

木質資源の有効利用に積極的に取り組み、
環境との共生を推進していきます

ノダは、間伐材の積極活用など木をムダなく使うこと、そして国産材や植林木の利用など森林循環の促進に資することを通じて、いち早く地球環境との共生に取り組んできました。再生資源、未利用資源である廃木材のチップを繊維化・加熱・圧縮したエコ素材の「MDF(中質繊維板)」を製造しており、ノダ富士川工場、ならびに連結子会社の石巻合板工業(株)においては、ヒノキ・スギ・マツなど植林により再生可能な国産針葉樹を使用した「国産針葉樹合板」を製造しています。また、MDFや国産針葉樹合板の原材料として、間伐材を積極的に受け入れ利用しています。

これらエコ素材MDFや国産針葉樹合板は、素材としてお客様へ販売するだけでなく、床材や建具などノダが製造・販売する建材製品の原材料としても積極的に活用してきました。このほか、インドネシアの子会社スラインダー社では、再生可能な植林木のみを使用したムク建材製品として「スラインダーSPシリーズMSタイプ(自然塗装)、ならびに国産材大井川杉シリーズ」を製造しています。
また、2010年3月には、ノダが建材(フロア)・合板・繊維板・集成材などを対象にFSC®森林認証及びPEFC森林認証に係るCoC認証を同時取得するなど、ノダはグループで循環型資源形成をめざし、環境保全、CO2の削減を推進しています。

エコ素材・MDF(中質繊維板)を製造しています

エコ素材・MDF(中質繊維板)を製造しています

ノダの素材製品には、最新設備から自社生産される木質素材のMDF(中質繊維板)があります。
MDFは貴重な木材資源を有効利用して新しい時代のニーズにこたえるため、木質廃材のチップを利用しています。

国産材を使用しています

ノダの床材や建具、ノダ富⼠川⼯場および⼦会社の⽯巻合板⼯業(株)の合板は、⽇本で育てられた⽊を積極的に使⽤しています。循環型資源形成をめざし、環境保全、CO2の削減、資源保護に貢献しています。

国産材を使用しています
間伐材を使用しています

間伐材を使用しています

スギやヒノキの人工林では、健全な生育環境を保つために間伐が必要です。間伐によって、成長とともに過密した森林が、適度な光の差し込む環境に改善され、木はより深く根を張ることができます。その結果、木はまっすぐに、充分に成長し、また水源かん養機能の向上や倒木・土砂崩れの予防など様々な効果がもたらされます。ノダは、国産針葉樹合板やMDFの原料として間伐材を積極的に利用することで、間伐材の安定した受け入れ先となり、また木をムダ無く使うことにより、健全な森林の整備の促進にも貢献しています。

植林木を使用しています

スラインダーSPシリーズMSタイプ(自然塗装)、ならびに国産材大井川杉シリーズに使用している素材は、森林資源保護のためすべて植林木を使用しています。
良質な木材資源が急速に減少する中、将来における木材産業の発展・維持のために再生可能な植林木を使用してます。

植林木を使用しています

確かな品質と環境への
配慮は万全です

皆さまのもとにお届けする製品を“Ecology”,“Safety”,“Quality”の視点から十分ご期待に沿えるものにする。このような製品に対する取り組みは、品質への確かな信頼感のもとでこそ成り立つものです。
そのため、品質マネジメントシステムISO9001を建材製造本部と繊維板事業部で取得しています。
また、リサイクル、廃棄物、省エネルギー等への取り組みにより、環境マネジメントシステムISO14001を富士川事業所と清水事業所で取得しています。

品質管理マネジメントシステム ISO9001 環境マネジメントシステム ISO14001
認証マーク ISO9001 ISO9001 ISO14001 ISO14001
登録事業者/事業所 株式会社ノダ 建材製造本部 株式会社ノダ 繊維板事業部 株式会社ノダ 富士川事業所 株式会社ノダ 清水事業所
登録活動範囲 木質加工建材、外装下地材及び
住宅機器の設計・開発および製造
繊維板の設計・開発、製造及び販売 住宅建材、木質加工建材、
外装下地材の製造
繊維板、木質加工建材、住宅機器の製造
健康で明るい暮らしのために(VOC低減に向けて)

健康で明るい暮らしのために
(VOC低減に向けて)

ノダは、皆様の健康で明るい暮らしを守る「安心・安全でクリーンな室内環境の実現」に役立つ、健康面に配慮した製品の開発に取り組んでいます。
特に、室内空気汚染の原因となり人体に有害な化学物質である「VOC(揮発性有機化合物)」の低減化においては、厚生労働省のガイドラインに基づく指定13物質の室内濃度指針値をクリアしていますが、材料の選定、製造工程の管理などを通じ、更なる低VOC化を推進しています。なお、(財)建材試験センターを事務局とした学識経験者や業界関係者からなる「建材からのVOC放散速度基準化研究会」により、平成20年4月に制定された4つのVOC(トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン)に関する「建材からのVOC放散速度基準※」に対しても、その適合基準の自主表示制度に基づき、ノダは全ての内装仕上げ材で表示の取り組みを進めております。

※ 通常想定される使用状態において、対象VOCの室内濃度が厚生労働省の示した室内濃度指針値以下となることを目標に定められた基準値

室内空気環境
(シックハウス症候群)に
配慮しています

めまい、頭痛、湿疹、のどの痛み、呼吸器疾患など症状があらわれる「シックハウス症候群」の原因とされるVOC(揮発性有機化合物)のひとつに、ホルムアルデヒドという化学物質があります。建築基準法では、このホルムアルデヒドを放散する建築材料の使用を面積で制限しています。ノダは、シックハウス症候群に関する問題について従前より積極的に取り組み、ホルムアルデヒド対応において、いち早く全ての内装仕上げ材で使用制限を受けないF☆☆☆☆(Fフォースター)製品を標準仕様といたしました。
その発散レベルはJIS(日本産業規格)、JAS(日本農林規格)又は国土交通大臣認定により等級付けされ、星の数でその等級をランク付けしており、F☆☆☆☆は、その中で最も放散レベルの低いもので、建築基準法の規制を受けずに使用できます。
なお、住宅性能表示制度によるホルムアルデヒド発散等級は、「各種データダウンロード」サイトにて製品毎にご確認いただけます。ご不明な点がございましたら、お客様相談室にお問い合せください。

室内空気環境(シックハウス症候群)に配慮しています