ラスカット標準施工法資料

ラスカット 外装内装モルタル下地材

特長

どうして“ラスカット”は強いのか?

ラスカットは、基材に構造用合板(特類)を使用し、住まいの外壁全体を合板で囲み箱状とすることにより、木造軸組に壁工法の強さをプラスした強度に優れた住まいを造ります。

壁面に水平力を加えたとき、同じ変形になるまでにかかる力は構造によって異なる。

イラスト:ラスト板張り、ラスカット張りの比較
イラスト:ラスカットは土台と柱を面で結合するため、構造が強固となる。

モルタルが落ちにくいラスカット。

また、従来のモルタル工法は、モルタル層がタッカーステープルで躯体部分(木ずり)に留められています。そのためステープルの長さやピッチが不適切だったり、錆びている場合、大きな揺れを受けた際に抜けや破損を生じてモルタル層が割れ、落下する原因になります。これに対し、ラスカットモルタル工法は、柱、通気受材、ラスカット、モルタル層が密着し壁面として一体化しているので、揺れを受けてもモルタル層が落下しにくくなっています。

ラス網モルタル工法

イラスト:ラス網モルタル工法

ラスカットモルタル工法

イラスト:ラスカットモルタル工法

これらの要素がそれぞれ相乗的な効果を発揮し、ラスカットを使用した建物は地震に強くなるわけです。

強度 地震に強い住まいをつくる

従来のラス下板張り(木ずり)壁との比較実験で、9倍以上の強度を測定。この強度で建物全体をガッチリと箱のように囲ってガードしますから、地震や台風にも強い住まいを実現します。伊豆大島近海地震(1978.1)、宮城県沖地震(1978.6)、伊豆群発地震(1980.7)、日本海中部地震(1983.5)、阪神・淡路大震災(1995.1)等でもラスカット使用の住宅の強さが実証されています。
イメージ:強度
イメージ:強度

ラス下板張りとの比較

ラス下板張り壁 101kg
ラスカット張り壁 947kg

測定:東京大学

壁倍率 2.5・4.0

木造軸組工法にラスカットを使用し標準施工法に従って正しく張ることで、壁倍率2.5の耐力壁となります。釘打ち仕様を変えることで、壁倍率2.5・4.0の使い分けができ、バランスの良い耐力壁の配置が容易におこなえます。ただし耐力壁は強さだけでなく、「バランス良い配置」も重要です。

施工仕様 認定番号 壁倍率
木造軸組工法 直張り(大壁) 平成12年5月26日
建設省東住指発
第226号
2.5倍
受材(真壁)
通気受材(通気工法)
木造軸組工法 通気受材(通気工法) FRM-0049 4.0倍

耐久性 7年の歳月が経過しても優れた性能

一般的には、歳月の経過とともに性能や物性の劣化が進みますが、ラスカットのモルタル壁は下のデータが示すように、7年の歳月が経過しても密着力の強さに変化のないことが判明しています。

調査項目 施工時 7年後 試験法
合板接着力 9~10kg/cm2 9~10kg/cm2 構造用合板のJAS
モルタル密着力 6~7kg/cm2 7~12kg/cm2 AQ”モルタル下地用合板
の試験法”
凹凸層密着力 12kg/cm2 15~17kg/cm2
目地部の引張強さコーキング 6~7kg/cm2 9~11kg/cm2 自社法
透水性(目地部含) 0.002~0.003g/cm2 hr
裏面水もれなし
0.002~0.003g/cm2 hr
裏面水もれなし
AQ“モルタル下地用合板
の試験法”

※施工方法、施工場所等により差がでることがあります。

防火性能

それぞれの構造に対応した防火性能があります。詳しくは PDF をご参照ください。

防水性と密着力 3重の防護措置

ラスカットは、モルタルとの密着が強いうえ、雨水等の浸入を防ぐ2重、3重の防護措置をとっています。台板は耐水性に優れた構造用合板特類(完全耐水性構造用合板)。さらに表面を特殊防水被膜でおおい耐水性を実現しています。耐水性と密着力に優れた製品としてAQ認証されています。

イラスト:耐水性と密着力

通気工法による劣化の軽減、漏水防止

住宅の耐久性向上を目的に壁体内湿気等の水分を排出させる通気工法を標準工法として従来の直張り工法に追加しています。通気工法は防水紙(透湿防水シート)と外装材の間に通気層を設ける工法で、その通気層の効果により、壁体内の湿気が外部に排出され、また何らかの原因で雨水が浸入した場合でも速やかに排出されます。
また、ラスカットはこの木造軸組の通気工法において壁倍率2.5・4.0の耐力壁の認定を取得しています。品確法の性能表示における構造の安定についても有利となります。

イラスト:通気工法による劣化の軽減、漏水防止
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