Clipping Life09

「caresist(ケアシスト)」の
使いやすさとは?
担当者が語るこだわりと開発ストーリー

バリアフリーを考えた製品を展開するユニバーサルディレクトシリーズ。
小さなお子様からご高齢の方まですべての人が快適に過ごせるよう設計されたデザインが特長です。

今回はその中から、車イスでも簡単に開けられるユニバーサルデザインドア「caresist(ケアシスト)」の開発ストーリーと使いやすさの理由を、企画担当である営業統括部 営業推進室Mさんが解説します。

開発のきっかけは、
「車イス移動」の負担を減らす製品構想から

ユニバーサルデザインの製品を開発するにあたってまず行ったことは、車イスの方や高齢者の方が感じる不自由を洗い出すことです。
そのなかで着目したのが「移動する」というキーワードでした。

足が不自由な方がお部屋を移動するにあたり、負担となるのが扉の開け閉めです。

一般的な開き扉は、内側に扉を引く際に一旦後ろに下がる必要があります。
この下がる動作が、車イスだと大変なんです。

これに対し、「下がる必要のない開き扉をつくれば使いやすいのでは?」という視点が生まれ、両方の扉がスイングして開く店舗用のドアがイメージとして選択肢にあがりました。
両側から押すだけで簡単に開閉できる扉を、住宅や高齢者施設用につくれないかという発想。これが「caresist(ケアシスト)」開発スタートのきっかけです。

”使いやすさ“と“取付けやすさ”を重視した
「caresist(ケアシスト)」

「caresist(ケアシスト)」は使いやすさを追求し、開き扉とも引き戸とも違う折りたたみ式に設計しています。

ハンドルは握る動作が要らないプッシュハンドルで、内側からも外側からも押すだけで開けることができ、閉める際にもハンドルに手が届きやすくなっています。
ドアの吊り車には専用のガイドローラーを付けているため、ガタガタせず滑らかに開閉できます。

また、こうした使いやすさ以外にも「どこにでも設置しやすくなる」ことも開発のテーマの一つでした。

一般的なユニバーサルデザインの扉で多い上吊り引き戸は、横にスライドした先に扉を仕舞うためのスペースを余分に取る必要があります。
そうすると、建築のスペースが限られている住宅や高齢者施設では設置できないこともありました。

最も過ごす時間が長い居住スペースやトイレでも取り入れやすい形とは?その答えが「caresist(ケアシスト)」のような折り畳み式の扉でした。

リハビリテーション専門医の
意見も取り入れた開発

開発は私たちの意見だけではなく、医療の専門家であるリハビリテーションの医師にも企画段階から入っていただき、アドバイスをもらいながら進めました。
老人ホームや特別養護施設の方にもご協力いただきながら、製品の使いやすさを何度も検証し完成したのがユニバーサルデザインドア「caresist(ケアシスト)」です。

実は、「caresist(ケアシスト)」の試作品を展示会に出した時がありました。
一般の高齢者の方や障がい者の方に試していただいた時に、とにかく感動していただけたようで、非常に嬉しかったことを覚えています。

当事者や専門家の意見を取り入れながら製品を開発すること。
当たり前のことかもしれませんが、心の底から喜んでもらえる製品を世に出すために、こうした努力は続けていかなくてはならないと改めて感じました。

▼「caresist(ケアシスト)」の製品情報ページはこちらからご覧ください。

https://www.noda-co.jp/canaeru/ud.html

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