Clipping Life
建物の種類によって、建具の人気カラーは違う?
カナエル上位 3 柄をご紹介【戸建編】
家づくりやリフォームの打ち合わせで、最後まで決めきれずに残りやすいのがカラー選び
です。「無難な色にしておいた方がいいのかな」「みんなはどんな色を選んでいるんだろ
う」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、ドア・扉のカラーランキングを建物の種類ごとに見ていくと、選ばれる色にはっき
りとした違いが表れます。今回は戸建て編として、注文戸建・分譲戸建・賃貸戸建の 3 つで、どんなカラーが人気を集めているのかをご紹介します。
注文戸建では、次の3色が上位を占めました。
1位:チェリーミディアム色(E1)
2位:メープルミルキー色(M1)
3位:ウォールナットダーク色(D1)
並んでいるのは、いずれも木の温かみを感じられるカラーです。注目したいのは、明るくやわらかなメープルミルキー色(M1)と、落ち着いた濃色のウォールナットダーク色(D1)が、同時に上位に入っている点です。さらに、上位の差はごくわずかで、いずれも僅差で並んでいます。「この色が圧倒的に人気」という結果にはならず、票が分かれているのが注文戸建の特徴といえます。
これは、注文住宅ならではの自由度の高さが表れた結果ではないかと考えられます。間取りから素材まで一から決められるからこそ、「みんなが選んでいる色」ではなく「わが家に似合う色」を基準に選ばれている。ランキングが横並びになること自体が、住まい手のこだわりの表れなのかもしれません。
分譲戸建では、上位の顔ぶれが大きく変わります。
1位:シルキーホワイト色(W3)
2位:アッシュホワイト色(W1)
3位:チェリーミディアム色(E1)
1位・2位を白系のカラーが占めました。白系のドアには、空間を広く、やわらかく見せてくれる効果が期待できます。加えて、住まい手のインテリアがどんなテイストでもなじみやすいのも魅力です。
分譲戸建は、多くの場合、完成した状態を見てから購入を決めます。見学のときに部屋が明るく、広く感じられること。そして入居後、どんな家具を持ち込んでも浮きにくいこと。この2つを両立できる色として、白系が選ばれやすいのだと考えられます。
一方で、3位にはチェリーミディアム色(E1)が入り、木の質感も根強く支持されていることが分かります。明るさ一辺倒ではなく、温かみもきちんと残す。そのバランス感覚が、分譲戸建てらしいところです。
賃貸の戸建では、明るいカラーが3位までを占めました。
1位:メープルミルキー色(M1)
2位:アッシュホワイト色(W1)
3位:シルキーホワイト色(W3)
分譲戸建以上に、明るい色へ人気が集まっているのが特徴です。賃貸住宅は、住まい手が入れ替わっていく住まいです。次にどなたが、どんな家具を持って入居されるかは分かりません。だからこそ、家具のテイストを選ばず、内見のときに部屋が明るく広く見える色が選ばれやすいのだと考えられます。
なかでも1位のメープルミルキー色(M1)は、真っ白ではなく、やわらかな木目の表情を残した明るい色です。清潔感がありながら、素っ気なくならない。そのバランスが、幅広い方に受け入れられている理由のひとつかもしれません。
同じ戸建てでも、住まいの成り立ちによって選ばれる色は変わります。
注文戸建:色が分かれる = 「わが家らしさ」が優先される
分譲戸建:白系に集まる = 誰にとっても心地よい明るさが選ばれる
賃貸戸建:明るい色に集中する = 暮らし方を選ばない色が求められる
とくに興味深いのが、濃色の立ち位置です。注文戸建では上位に入る一方、分譲戸建では順位を下げます。自分たちのために選ぶ住まいほど濃色が選ばれ、多くの方に向けた住まいでは明るい色に落ち着く、という傾向が見えてきます。
濃色の人気がないわけではなく、使いどころが違う、という点です。実際、リビングドアだけ濃色にして、他の建具は明るい色でそろえるという考え方もあります。全体を明るくまとめながら、要所で引き締める。戸建ては部屋数が多いぶん、こうした配分がしやすい住まいでもあります。
1.家全体で「基本の1色」を決めておく
戸建ては部屋数も階数も多く、建具の枚数が自然と増えます。1階と2階、廊下と個室で色がばらばらだと、落ち着かない印象になることも。まず基本となる色を1つ決めておくと、家全体に統一感が生まれます。
2.部屋ごとの光の入り方を思い浮かべる
同じ色でも、窓の向きや大きさによって見え方は変わります。日当たりのよい南側の部屋では明るく軽やかに、北側の部屋では思ったより沈んで見えることも。全体は明るい色でまとめ、光が十分に入る部屋だけ濃色を効かせる、という考え方もおすすめです。
3.床の色との相性から考える
面積が大きいぶん、空間の印象を左右しやすいのは床です。床が明るい色なら建具の選択肢は広がりやすく、床が濃色なら建具も近いトーンでそろえると引き締まった印象になります。迷ったときは、床から順に決めていくと考えがまとまりやすくなります。
人気ランキングは、多くの方が選んでいる「間違いの少ない色」を知る手がかりになります。そのうえで、ご自身の暮らし方や好みに合う一色を選んでいただくことが、住まいの満足度につながります。
カラー選びに迷ったときは、ぜひ実物の色味や質感をご覧ください。ノダのショールームでは、実際の建具やフロアを見て、触れて、組み合わせをお確かめいただけます。カタログもあわせてご参考にしていただきながら、お気に入りの一色を見つけてみてはいかがでしょうか。
次回は【マンション編】として、分譲マンション・賃貸マンションで選ばれているカラーをご紹介します。戸建とはひと味違う結果になりましたので、あわせてご覧ください。
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