Clipping Life
階段の用語解説 —この名前、どこのこと?—
新築やリフォームの打ち合わせで「踏板」や「ささら桁」といった専門用語が飛び交うと、図面を見てもピンと来ないことがあります。今回は代表的な階段部材の名称と役割を中心に、図面や現場で迷わないための基礎知識をまとめました。
・踏板(ふみいた)
足を乗せる水平材。素材や仕上げ次第で歩行感も見た目も大きく変わります。
・蹴込板(けこみいた)
踏板の垂直面を塞ぐ板。視線が抜ける「蹴込みなし」のオープン階段もあります。
・側板 (側桁)/ささら桁(ささらげた)
側板 (側桁)とささら桁は、どちらも階段の構造部材ですが、段板(踏み板)の支え方が異なります。側板 (側桁)は段板を側面から挟み込むように支え、ささら桁は段板を下方から支えます。
・段鼻(だんばな)
踏板前端の出っ張り。奥行きが増え足掛かりが広がります。滑り止め溝や金物を設けることも多いです。
・踊り場/廻り段
踊り場は長い階段の途中に挟む休憩兼折り返しスペース。限られたスペースで方向を変える場合は三角形の「廻り段」で対応します。
安全で昇降しやすい階段をつくるには、これら寸法が建築基準法を満たしているか確認することが第一歩です。歩きやすさの目安として知られる「2R(蹴上げ×2)+T(踏面)=60cm」の計算式も併せてチェックしておくと、プラン段階で勾配のイメージが掴みやすくなります。なお、子育て世帯やシニア向け住宅では蹴上げを低く、踏面を広く取るなど推奨寸法が変わるため、利用者に合わせた配慮を行うことが大事です。
天然木の豊かな表情を活かしたメイボクデザイン階段に、新たに「クス柄」が加わりました。クス特有の柔らかな木目と上品な色合いは、ナチュラルからヴィンテージテイストまで幅広いインテリアと調和します。踏板・蹴込み板・側板同柄で統一でき、段鼻の滑り止め溝加工も選択可能です。階段を空間のアクセントにしたい方は、ぜひチェックしてみてください。
階段は家の中の動線で、視線を集めやすい構造物です。部材の名称と役割を理解しておくと、仕上げや寸法の検討がスムーズに進みます。今回の用語解説を活用し、デザイン性と安全性を両立した理想の階段を実現してください。
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